[kanon]鍵っ子のたどり着く場所

「やっぱり、運命なんですね……いいんですよ、私は」
「駄目よ相沢君。こんな大掛かりな仕掛けまでして……そりゃあたしとしてもまんざらじゃないけど、でも、あたしはヒロインって柄じゃないし。それに相沢君の前にはきっと良い人が現れると思うの。だから貴方の気持ちには応えられないわ」
「えと、祐一く……あははーっ。佐祐理、頑張ってちゃんと呼べるように練習しますねーっ」
「あらあら」

「えーと(汗」

「何だかみんな変になっちゃったよぅ……?」
「2クールで出番が増えそうなので浮かれているんですね」
「佐祐理、嬉しそう」
「香里も、お母さんもとっても嬉しそうだね」
「うぐぅ……ボク、なんだか不安になってきたよ……影が薄くなりそう……祐一君?」
「え?な、何だあゆ?」
「今度も、ボクがヒロインなんだよね?ね?」
「えーと……あ、秋子さんにお米頼まれてたんだ。買ってこなきゃ……じゃあなっ」
「あ、祐一君!?待ってよ〜」

DVD特典のおまけでいいから、水瀬さんち仕様で映像化してくれたら神。